韓国大田(テジョン)にて

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釜山で野宿 その2

次の日、僕は釜山駅の喫煙場所でタバコを吸っていた。今は禁煙してタバコを吸わないが、1991年当時は1日1箱ぐらい吸っていたと思う。韓国に旅行に来るといつも「88ライト」を買った。(当時1箱500ウォンか600ウォンだった)その喫煙所のベンチで隣に座っていたおじさんと言葉を交わした。鬱陵島のイカ釣り漁船の漁師だといった。そしてどういう経緯か覚えていないが、一緒にお酒でも飲みましょうという話になったのである。このとき僕が一人で飲みに行っていれば何の問題もなかったのだが、駅からほど近い旅館にいたHさんを誘ったのがあだとなった。

釜山駅前の向かって右手にあった「室内布張馬車(シルレポジャンマチャ)」という大衆酒場でナクチポックムを肴に焼酎を飲んだ。僕は酒が弱く少ししか飲めない。Hさんは僕よりは強そうだったが、それでも結局酔ってしまった。そして誰が言い出したか旅館でもっと飲もうということになった。3人で一緒に僕らが泊まっていた(というかHさんが泊まっていて僕が居候していた)旅館に移動した。もうかなり酔いがまわっており、少し飲んだら僕とHさんは眠くなって寝てしまった。どれぐらい時間が経ったか、目を覚ましたHさんがお金とパスポートがない!と言った。僕のパスポートは腰のウェストポーチにそのままあった。

盗まれたとは考えたくないが、Hさんは旅館に戻ったときは確かに有ったという。それで駅近くの交番へ行って、下手な韓国語で説明した。メガネをかけた若い警察官は親切で、パトカーに乗れと言って一緒に釜山駅付近をゆっくり走りながら、イカ釣り漁船のおじさんらしい人がいないか探してくれた。でも結局見つからなかった。韓国の警察の巡察車(パトカー)に乗ったのは後にも先にもこのときだけだ。(つづく)

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by eowjs | 2012-06-27 12:03 | 備忘録 | Comments(0)